HAT TRICK ハットトリック 牡・11歳の誕生日を迎える。

サンデーサイレンスとトリッキーコードの仔・ハットトリック(HAT TRICK=イギリス語で、1試合で1選手が3得点以上を挙げること(サッカー用語)という意味・毛色・青鹿毛・牡・血統名・トリッキーコードの2001)が、4月26日(日本時間・4月27日)で、牡・11歳の誕生日を迎えました。

ハットトリックは、2001年に、北海道・勇払郡・追分町(現・安平町)・追分向陽1233-1の、追分ファームの生産になる青鹿毛馬で、1歳のセリで斉藤四方司氏が6800万円という最高値で購買されましたが、間もなくキャロットファーム(北海道・沙流郡・門別町(現・日高町)・門別)の所有馬になり、同ファームの愛馬会法人組織・株式会社キャロットクラブ(本社・東京都)により、総額8000万円で募集されました。

2004年5月8日・東京競馬場で行われた、サラ系3歳未勝利戦・1着で、美浦・清水美波厩舎所属の、関東馬としてデビューしたハットトリックは、牡丹賞を制覇して2連勝としましたが、ラジオたんぱ賞(現・ラジオNIKKEI賞)・9着後の放牧休養の間に、栗東・角居勝彦厩舎へ転厩、以後・関西馬として、2007年5月8日に現役を引退するまで、長く在厩しました。

栗東・角居勝彦厩舎に転厩し、関西馬になった、ハットトリックは、ナリタブライアンメモリアル・1着で3勝目を挙げたのをはじめ、清水ステークス・スポーツニッポン賞金杯(西・京都金杯)・東京新聞杯・第22回マイルチャンピオンシップ・キャセイパシフイック香港マイル(香港瓶)などの重賞を制覇、通算成績21戦8勝を挙げ、2005年の最優秀短距離馬に選出されるなどとして活躍しました。

しかし、牡・7歳の時の、2007年・アメリカ・ケンタッキー州・レキシントン近郊・パリスパイクにある、WALMAC FARM LLC(ウォルマックファーム)など、海外の牧場から南アフリカとアメリカを半年ごとに行き来するシャトル種牡馬として繋養生活を送れる様、種牡馬としてスタッドインしてほしいという要請のオファーを出したことから、馬主のキャロットファームはそれに応じ、今後の対応について協議した結果、現役引退を決め、5月8日にハットトリックの現役引退を発表しました。

サンデーサイレンスとトリッキーコードの仔・ハットトリックは、2007年5月10日付けで競走馬登録を抹消、山元TC(トレーニングセンター)での輸出検疫検査をへて、同年5月27日・飛行機で、アメリカ・ケンタッキー州・レキシントン近郊・パリスパイクでの種牡馬生活に出発、名残り惜しい日本を後に渡航しました。

サンデーサイレンスとトリッキーコードの仔・ハットトリック(HAT TRICK)は、2007年に種牡馬としてアメリカに輸入され、翌年の2008年から、ケンタッキー州・レキシントン近郊・パリスパイクにある、WALMAC FARM LLC(ウォルマックファーム)で、4年間・繋養生活を開始した他、ここを拠点として、オーストラリア・インディペンデントスタリオンズ・アルゼンチン・エルマリン牧場での、シャトル種牡馬としてでも、半年間・供用生活を送りました。

主な代表産駒・DABIRSIM=ダビルシム(サイモン・スプリンガー氏・所有 カブール賞(仏・G3)・モルニ賞(仏・G1)・ジャン・リュック・ラガルデール賞(G1) 2011年・仏最優秀2歳牡馬)・HOW GREAT=ハウグレート(TEAM VALOR INTER NATONAL・所有 ALLOW WANCE=アローワンス(一般戦)・KITTIN S' JOYSTEAKS=キティンズジョイステークス(米・G3)・PALM BEACHSTEAKS=パームビーチステークス(米・G3 いずれも、ガルフストリームパーク競馬場・アメリカ・フロリダ州・ハランデール)などがいます。

日本でも、2009年に生まれた、プロポーズトゥーミーの2009が、ハットトリックの、本邦唯一の初年度産駒として、前田宗将牧場(北海道・日高郡・新ひだか町)で生まれました。
(その後、10月に行われた、HBA・オータムセールで、バローズの猪熊広次氏(東京都)が購買、馬名もアンソニーバローズに決まり、美浦・小笠愉弘厩舎に所属し、競走馬デビューを目指して調教されております。)

2010年の2月22日には、ハットトリックの日本での、唯一の1年目産駒・ドリーボンズレガシーの10(母・ドリーボンズレガシー・毛色・青鹿毛・牡)が、ハットトリックの生産牧場・追分ファーム(北海道・勇払郡・安平町・追分向陽1233-1番地)で生まれました、ドリーボンズレガシーの10は、キャロットファーム(北海道・沙流郡・日高町・門別)の愛馬会法人・キャロットクラブ(東京都)により、総額・2400万円で募集されすぐ満口になるほど人気が集まりました、気になる馬名は、イタリア語で、ハットトリックという意味の、トリプレッタ(Tripletta)に決まりました、現在・トリプレッタ(イタリア語で、ハットトリックという意味・血統名・ドリーボンズレガシーの10・ぼくの大好きな馬であり、応援馬でもあります。)は、父・ハットトリックが、現役当時にお世話になった、栗東・角居勝彦厩舎の所属馬として競走馬デビューすることになっており、先週の金曜日に、入厩し、ゲート練習をこなすなどとして、厩舎生活を送っています、今後の活躍を期待したい1頭でいてほしいと、願っております。

その後、2011年の4月26日(日本時間・4月27日)に、トリッキーコードの2001として生まれてから、10周年という記念すべき年を迎え、牡・10歳という大きい青鹿毛の馬になった、HAT TRICK=ハットトリックでしたが、同年の11月初旬・同じアメリカ・ケンタッキー州・レキシントン近郊・パリスパイクにある、Gainesway Farm(ゲインズウエイファーム 代表・ジョン・ゲインズウエイ氏(1989年から、アントニー・ペック氏が、代表を務める。)から、HAT TRICK=ハットトリックを、2012年~2013年の種牡馬シーズンの新繋養馬として繋養生活に加えてほしいという要請のオファーがあり、WALMAC FARM LLC(ウォルマックファーム)はそれに応じ、HAT TRICK=ハットトリックの今後の対応について協議した結果、HAT TRICK=ハットトリックを、Gainesway Farm(ゲインズウエイファーム)に売却の上、2012年の種牡馬シーズンより同ファームで繋養生活することに決まり、2011年11月中旬・2008年から4年間繋養生活を送ってきた、WALMAC FARM LLC(ウォルマックファーム)を後にしました。

現在・HAT TRICK=ハットトリックは、2012年~2013年の種牡馬シーズンから、アメリカ・ケンタッキー州・レキシントン近郊・パリスパイクにある、Gainesway Farm(ゲインズウエイファーム)で、新繋養馬として、新しい生活を送っております。

今年は、HAT TRICK=ハットトリックが、2008年にアメリカで種牡馬としてスタッドインしてから、5周年という記念すべき年であります。

この年から、Gainesway Farm(ゲインズウエイファーム)で、新繋養馬として供用生活を送っている、サンデーサイレンスとトリッキーコードの仔・青鹿毛の馬、HAT TRICK=ハットトリックが、今後も種牡馬として、大物産駒を輩出してくれるのか、期待したいと想い、願っております。

牡・11歳のお誕生日おめでとう、ハットトリック。

今後も、アメリカで種牡馬として、大物の産駒を輩出して行ってね。

Gainesway Farm(ゲインズウエイファーム・英語のページ)

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