ファレノプシス 21歳で死去する。

キャットクイルの仔の1頭で、エリザベス女王杯など、G1・3勝を挙げた、往年の名牝の1頭であり、引退後は、北海道・新冠郡・新冠町のノースヒルズマネジメント(現・ノースヒルズ)で、繁殖牝馬として繋養生活を送っていた、黒鹿毛の少女のサラブレッド・ファレノプシス(胡蝶蘭・英・同名の学名)が、7月1日・くも膜下出血の為、繋養先の同所で死亡したとの連絡が、日本中央競馬会に入って判明した。

享年・牝・21歳で、人間に例えれば、61~71歳前後だったという。

1995年4月4日・北海道・新冠郡・新冠町のマエコウファーム(後の、ノースヒルズマネジメント・現・ノースヒルズ)で、キャットクイルの1995として生まれた、ファレノプシスは、現役時代・栗東・浜田 光正厩舎所属の競走馬として預けられ、エリザベス女王杯など、重賞競走・3勝を挙げるなど活躍し、2000年度の最優秀5歳上牝馬にも選出され、受賞した、牝馬のサラブレッドでした。

ファレノプシスの父は、ナリタブライアンなどを輩出した、ブライアンズタイムという、米国産の種牡馬です。

半弟には、フォーティーナイナーの仔で、現役時代・アメリカ合衆国に渡り、ニール・ドライスデール厩舎に所属、ピーターパンステークスなど4勝を挙げ、アメリカンドリームを成功させた立役者であり、2004年から種牡馬としてアメリカ合衆国・ケンタッキー州・レキシントン近郊・パリスパイクのゲインズウェイファームで繋養生活を開始、後に、ウォルマックファームに移り、2009年まで繋養生活を送り、2010年には、フランス共和国へ輸出され、グランカン牧場・ラ・エヌーヴ牧場をへて、2015年の種牡馬シーズンからは、リオン牧場で繋養生活を送り、現在も繋養生活中の、サンデーブレイクなどの産駒がいます。

2001年1月12日付けで、登録抹消され、同年から、北海道・新冠郡・新冠町のノースヒルズマネジメント(現・ノースヒルズ)で、母・ファレノプシスとして、繁殖牝馬生活に入った、ファレノプシスは、アディアフォーンなど、中央競馬で活躍した競走馬を出産し、輩出するなど活躍しました。

牝・21歳になった、今年も、3月に、ファレノプシスの2016(父・ハーツクライ)を出産したところですが、6月下旬からくも膜下出血による病気で体調を崩し、療養しておりましたが、7月1日の夜・遂に、息を引き取りました。

1995年4月4日の誕生以来、競走馬・繁殖牝馬として、21年の生涯を全うした、ファレノプシス(胡蝶蘭・英)の、ご冥福をお祈りしたいと想い、願っております。

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