女傑・ウオッカの、母・タニノシスター 牝・20歳で亡くなる。

すっぴんで、かわいい鹿毛の馬・女傑・ウオッカなどを輩出した、タニノシスターが、7月9日・午前4時30分、老衰の為、北海道・日高郡・新ひだか町の、岡田スタッドで亡くなったことが、判明しました。

享年・牝・20歳で、人間に例えれば、60歳~70歳前後になります。

タニノシスターは、1993年3月22日生まれ・北海道・浦河郡・浦河町の、吉田実氏の生産の、栗毛のサラブレッドで、父・ルション・母・エナジートウショウの血統で、エナジートウショウの1993が血統名のサラブレッドです。

タニノの冠名で知られる、株式会社 タニミズ企画・元・代表取締役会長(元・代表取締役社長)谷水雄三氏(株式会社 タニミズ企画・代表取締役社長・谷水利行氏の父。)の、所有馬として、栗東・森秀行厩舎の所属馬として中央競馬で活躍し、33戦5勝の成績を残しました。

1999年から、北海道・日高郡・新ひだか町にある、カントリー牧場(2012年3月末で、閉鎖、生産設備を、岡田スタッド(ノルマンディーファーム・株式会社 ノルマンディーサラブレッドレーシングの経営母体となった牧場)、育成設備を、千代田牧場と、いずれも、北海道・日高郡・新ひだか町内の、競走馬生産牧場に売却されて、解散・清算された。)で、繁殖牝馬となった、タニノシスターは、初年度産駒として、タニノコロネションを送り出したのを始め、タニノエクセレント・ウオッカ・セレブリティなどの競走馬産駒を輩出しました。

中でも、現在・アイルランド・キルディア州・キルディア近郊・ギルタウンにある、アガ・カーンスタッド・ギルタウンなどの、ヨーロッパ州で繁殖牝馬として繋養生活を送り、産駒を出産して輩出している、女傑・ウオッカは、現役時代、新馬戦・阪神ジュベナイリーフィリーズ・エルフィンステークス・チューリップ賞・日本ダービー・安田記念(2回)・ヴィクトリアマイル・天皇賞(秋)・ジャパンカップなどに優勝するなどとして、26戦10勝の成績を残しており、2007年5月27日に、東京競馬場で行われた、第74回・日本ダービー(東京優駿大競争)では、ヒサトモ以来、64年ぶりに牝馬が制覇を果たす偉業を達成しており、2006年の最優秀2歳牝馬を総なめにした他、2008・2009年の年度代表馬・最優秀4歳上牝馬に連続して選出されており、2007年には特別賞にも選定され、受賞するなど活躍しましたが、2010年3月4日(日本時間・3月5日)・ドバイ・ワールドカップ・マクトゥームチャレンジ・ラウンド3(8着)を最後に、鼻出血症がもとで惜しまれつつ現役を引退しました。
(女傑・ウオッカは、現役引退後、2011年度の顕彰馬に、メジロラモーヌ以来、24年ぶりに選定され、表彰されました。)

その後不受胎が続くなど、繁殖牝馬としての生活が伸び悩んでいました。

現役のタニノシスターの産駒では、タニノタキシードなどが、栗東・角居勝彦厩舎(女傑・ウオッカが所属していた厩舎)に、現在も現役競走馬として所属し、活躍しています。

タニノシスターの最後の産駒は、2011年5月26日に、ディープスカイを父としてカントリー牧場で出産し生産された、ラテラルアーク (太陽の周りにできるとても珍しく美しい虹・英)です。

ラテラルアークは、産地馬体検査を受検、同時に、栗東・昆貢厩舎と預託契約をかわし、現在・入厩にむけて、育成・調整中で、秋の競走馬デビューをめざしております。

1999年から繁殖牝馬として、長く活躍された、タニノシスターのご冥福をお祈りしたいと想い、願っております。

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