ユートピア(ユーティー) トルコでも繫養生活を開始する。

現役時代・日米で、34戦9勝を挙げ、2008年から、アメリカ・ニューヨーク州・サラトガスプリングスパリスの、Mcmahon Saratoga Thoroughbreds(マクマホン・サラトガ・サラブレッズ)で長く繋養され、昨年・トルコのエージェントに売却された、赤い栗毛の男馬・UTOPIA=ユートピア(ユーティー)が、トルコのカラカベイ・ナショナルスタッドに到着、着地検査を受けたあと、トルコでの新生活を開始しました。

ユートピア(ユーティー)は、2000年3月1日生まれ、北海道・勇払郡・早来町(現・安平町)・早来源武275番地のノーザンファーム・生産のサラブレッドで、と1歳の時、1歳セールで、金子真人氏(後に、金子真人ホールディングス(株)へ名義変更された。)に購買され、栗東トレ-ニングセンターの、橋口弘次郎厩舎に預託され、シクラメンステークスなど、地方交流競走も含めて、日本競馬にて活躍しました。

2006年3月24日・ドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われた、ドバイワールドカップ・ゴドルフィンマイル(1着)を最後に、ユートピア(ユーティー)は、ドバイの、シェイク・モハメド殿下をリーダーとする、チーム・ゴドルフィン(ゴドルフィン・レーシング社)に、400万ドルで売却され、イギリス・モールトン・パドックスの、サイード・ビンスルール厩舎に移籍、さらに2007年にアメリカへ渡りました。

2007年5月2日(日本時間・5月3日)、アメリカ・ニューヨーク・ベルモントパーク競馬場で行われた、ウエストチェスターハンデキャップで、ユートピア(ユーティー)は、復活の勝利を挙げました。

2008年から、アメリカ・ニューヨーク州・サラトガスプリングスパリスの、マクマホン・サラトガ・サラブレッズで、種牡馬となった、ユートピア(ユーティー)は、サリーズドリーム・サロピア・フォーエヴァーユートピアなどを輩出する、栗毛のサラブレッドに成長し、一時は、テキサス州の、マグモット・ランチ・オブ・テキサスに移動して、テキサス州繫養種牡馬としては、唯一の日本産馬として繫養生活を送ったことがありました。

2014年6月・14歳の時、ユートピア(ユーティー)は、トルコのエージェントに売却され、カラカベイ・ナショナル・スタッドで新繋養生活をすることになり、9月上旬・2008年の繋養開始して以来、長きに渡り生活をしてきた、マクマホン・サラトガ・サラブレッズを後に、馬運車で、ケンタッキー州・レキシントンのエルメンドルフファームで、30日間の出国検疫検査を受けた後、同月中旬には、エルメンドルフファームを後に、ブルーグラス空港に移動され、そこでストールに乗せられた後、飛行機に積み込まれました。

ユートピア(ユーティー)は、2007年に競走馬として来て以来、長く生活した、アメリカを後に、トルコへ渡航しました。
(その2へ。)

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