サングレアル 王家の血脈(3)

幼年時代から、過ごしてきた、サングレアルは、ノーザンファームの厩舎にいました。

2011年5月8日の誕生から、1年が過ぎ、牝・2歳の牝馬に成長した、サングレアルは、いよいよ、競走馬になる為の育成を始め、馬場でキャンターをこなすなどとして、雄大な北海道の大地にだかれては、育成されてきました。

厩舎に戻った、サングレアルは、涼しい、早来の牧草で、心地よく過ごしていました。

サングレアル「ブルルルルルル。」

サングレアル「ヒヒ~ン!」


サングレアルは、大きいいななきを、鳴らしていました。

王家の血脈という意味のフランス語に由来する、サングレアルは、かわいいたくましい女の子の馬に育っていきました。

サングレアルが、移動し、所属厩舎に、入厩する日が来ました。

北海道・勇払郡・安平町のノーザンファームで、夏の間過ごしてきた、サングレアルは、これから、ノーザンファーム天栄・ノーザンファームしがらきを経由して、所属厩舎の、栗東トレーニングセンター・松田博資厩舎に入厩することになり、幼年時代から送ってきた、ノーザンファームを後に馬運車で栗東トレーニングセンターにむかいました。

早来のノーザンファームを後にした、サングレアルは、函館からフェリーで津軽海峡を渡り、東北地方の、ノーザンファーム天栄で休養をし、さらに、西へと走り、滋賀県・甲賀市・信楽町の、ノーザンファームしがらきに到着、ここで休養と調整をして、秋の訪れとともに、ノーザンファームしがらきを出て、馬運車を走らせ、栗東市にある、日本中央競馬会・栗東トレーニングセンターの、松田博資厩舎に到着、サングレアルは、馬運車を降り、入厩しました。
(その4へ。)

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