ヘニール イギリス産のサラブレッドで日本に来た鹿毛のサラブレッド(2)

 第3回・産地馬体検査を受検と同時に栗東の厩舎と預託契約を交わした厩舎は、公秀厩舎になった。

ブラーズNo2055は、ゲート試験を受ける、結果は1発合格となり、メイクデビューへのデビューにむけて、調整を重ねたのでした。

ブラーズNo2055は、2歳になった、8月5日付で新規馬名登録を受けたのです、馬名・ヘニール Henieel(フランス語でネイ Neigh=ヒヒ~ンという意味。)もようやく、競走馬名として登録されたのです。

亜里沙の所有馬として新規登録された、ヘニール Henieelは、いよいよ、競走馬としての第一歩を踏み出したのです。


8月14日・札幌競馬場で行なわれた、メイクデビュー・札幌(サラ系2歳新馬戦)・芝コース・1800mで争われるとのことで、ヘニール Henieelは、このレースでデビューすることになったのです。

もちろん、ヘニール Henieelは、1番人気での出走です。


その為、馬主の亜里沙さんは、森から札幌へJR北海道・函館線 特急「北斗1号」(261系1000番台)で移動し、ここからはJR北海道 普通列車・小樽行または快速「エアポート」・小樽行(731系・733系・733系3000番台・735系)及び、JR北海道バス 52系統・琴似工業高校前行で、桑園(桑園駅)に行き、ここから、札幌競馬場・無料臨時バス(JR北海道バスに運行を委託。)で札幌競馬場に来ました。

札幌競馬場に来て、馬主利用証をもって入場した、亜里沙さんは、ヘニール Henieelをみては、送り出すとのことです。

亜里沙さん「ヘニール Henieel、今日デビューの日を迎えたね、なあ、ヘニール Henieel!」

ブラーズNo2055「Neigh、Owner(ご主人様)、しっかり走って、勝利をしていくよ、ブラーズNo2055!」

対する、秀子さんは、ツキガタダイオーで参戦します、こちらは、石狩振興局管内・江別市・大麻から北海道中央バスと、地下鉄・東西線で二十四軒へ行き、札幌競馬場行無料送迎臨時バスで、同競馬場に来ました。

秀子さん「ツキガタダイオー、今日新馬戦を迎えたね、勝利して、G1をめざそう。」

オガタコイヒメの2055「ヒヒ~ン、今日初勝利を目指すぜ。」

他の馬主さんも、いろいろな持ち馬で参戦します。

本馬場に入場した、ヘニール Henieelなどら、メイクデビュー・札幌の出走馬達は、返し馬に入り、スタート地点まで走って、同地点(集合場所)に行って、輪乗りを行います。

いよいよ、メイクデビュー・札幌のファンファーレと共に、ゲートインをします。

人気も、ヘニール・ツキガタダイオー・ラウスボーイ・リシリウイザードと割れ加減ですが、いずれも枠入りもスムーズで収まりました、半数近くがゲート内の枠内に収まっており、後・偶数番号の枠入りが残っていました。

全馬の枠入りが完了し、ゲートオープンと同時に、メイクデビュー・札幌のスタートが切られましたが、ザリノプリンスが出遅れまして、後方からの競馬になりましたが、他は、綺麗な飛び出しになっております。


先行争いに移ると、ヘニール Henieelが予想通り先頭に立っていて、2番手がリシリウイザード・ツキガタダイオーは3番手からの競馬になっております。


800mの標識を過ぎましたが、以前・先頭が、ヘニールですから、6馬身から、8馬身差を広げています。

4コーナーから直線コースに入り、勝負に出ますが、以前・ヘニールが先頭で、10馬身差を広げており、このまま逃げ切り体制に入ります。


見事に、ヘニールが、1着でゴールイン板を通過し、初勝利を挙げました。


2着にはリシリウイザードが入り、3着にはツキガタダイオーが入賞、4着には、ラウスボーイが、5着には、ボーイズウインドが入りました。

亜里沙さん「やった、ヘニール Henieelが勝ったわ!」

澤奴さん「リシリウイザード 2着、惜しい。」

秀子さん「ツキガタダイオー 3着と意外な結果になった、惜しい!」

メイクデビュー・札幌

1着・ヘニール Henieel

父・ファーストディフェンス 母・ブラーズ 牡・2歳 毛色・鹿毛

2着・リシリウイザード Rishiri Wizard

父・パイロ 母・コマネチプリンセス 牡・2歳 毛色・芦毛

3着・ツキガタダイオー Tskigata Daiou

父・キタサンブラック 母・オガタコイヒメ 牡・2歳 毛色・青鹿毛

馬主

1着・亜里沙さん 北海道・渡島総合振興局管内・茅部郡・森町

2着・澤奴さん 北海道・オホーツク総合振興局管内・網走郡・大空町

3着・秀子さん 北海道・石狩振興局管内・江別市・大麻

生産者

1着・ジュモントファーム

イギリス・サフォーク州・ニューマーケット近郊

2着・新冠橋本牧場

北海道・日高振興局管内・新冠郡・新冠町

3着・日高太陽牧場

北海道・日高振興局管内・沙流郡・日高町・門別

馬名の由来

1着・ブラーズNo2055

須敏さんがシャクシャイン Shakushain=蝦夷地でアイヌ人と和人が戦った紛争を提案、それに対し、公子さんはハチジュウハチヤ Hachijyuhachiya=茶摘み歌 静岡県民謡を考えたに対して、茂樹さんが、オライモクン Oraimokun=北海道・檜山振興局管内・檜山郡・厚沢部町のイメージキャラクターを考案したので意見が分かれてしまいましたが、結局・最終的には、亜里沙さんが考えた、ヘニール Henieel=フランス語で ネイ Neigh=ヒヒ~ンという意味に馬名が決まりました・外国産馬・関西馬

2着・コマネチプリンセスの2055

澤奴さんが、リシリウイザード Rishiri Wizard=利尻島+魔法使いを考えて登録しました・北海道産馬・関東馬

3着・ツキガタダイオー Tskigata Daiou

秀子さんが、出身地の、空知郡・月形町の大王になってほしいという願いを込めて、命名し制定しました・北海道産馬・関東馬。

(その3へ。)




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