ユートピア(ユーティー) トルコでも繫養生活を開始する。(2)
2014年・秋。 アメリカ・ニューヨーク州・サラトガスプリングスパリスのマクマホン・サラトガ・サラブレッズから、ケンタッキー州・レキシントンの、エルメンドルフファーム経由で、長く飛行機に積み込まれて、渡航を続けて来た、赤い栗毛のサラブレッド・ユートピア(ユーティー)が、新天地・トルコの空港に降り立ち、ここから、馬運車に乗せられて、新繋養先の、カラカベイ・ナショナル・スタッドにむかい、ようやく、到着しました。 UTOPIA「ブルルルルルルル。」 UTOPIA「ヒュヒュヒュヒュヒュ~ン!」 イギリス語で理想郷という意味の、ユートピア(ユーティー)は、新しい繋養先の、カラカベイ・ナショナル・スタッドの種牡馬厩舎に入厩、着地検査を受けました。 着地検査を終えた、ユートピアは、同厩舎で疲れをいやしていました。 前の繋養先の、マクマホン・サラトガ・サラブレッズにいた時に比べて、たくましい栗毛のサラブレッドに成長しましたが、トルコでの繫養生活は、初めての経験になります。 カラカベイ・ナショナル・スタッドの放牧場に放たれた、ユートピアは、大きい蹄を鳴らしました。 UTOPIA「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」 UTOPIA「ヒュヒュヒュヒュヒュ~ン、ヒュヒュヒュヒュヒュ~ン。」 UTOPIA「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」 ユートピアは、大きい雄たけびで、いななきました。 カラカベイ・ナショナル・スタッドの種牡馬厩舎の、ユートピアは、フォーティーナイナーを父に、ドリームビジョンを母に持つ、栗毛のかわいいサラブレッドです。 2007年12月23日~2014年8月31日まで、ニューヨーク州・サラトガスプリングスパリスの、マクマホン・サラトガ・サラブレッズで、繫養されてきた、ユートピアは、サリーズドリーム・サロピア・フォーエヴァーユートピアを輩出した、栗毛の種牡馬でした。 ユートピア(ユーティー)が、カラカベイ・ナショナル・スタッドに来たのは、2014年秋の事で、それまで繫養生活送ってきた、デヴァインライトが死亡した為、アメリカ・ニューヨーク州・サラトガスプリングスパリスの、マクマホン・サラトガ・サラブレッズで繋養生活を送っていた、ユートピアを新たに購入し、トルコ繋養種牡馬に加えたのです。